わたこちゃんのこと

てりぶる

2017年07月20日 04:05

しばらく放置してしまってすみませんでした。
twitterinstagramのほうはぼちぼち更新しておりましたが、ブログしか見てないよという方、ごめんなさい。

3年前に保護し、2年前にうちのこになったわたこちゃん(3歳半♀)が、6月8日に月に帰りました。
かわいいかわいい、愛しい私のわたこちゃん。
よく頑張ったね。本当にありがとう。


お知らせを書こうとすると、どうしても思い出して涙が出てきてしまい、ご報告が送れてごめんなさい。
このたび新しい保護っこもやってきましたので(別途お知らせします)、気持ちの整理をつけるためにも記事アップします。
長くなりましたが、もしお時間があれば読んでいってくださるとうれしいです。


わたこちゃんは、生まれてから半年間、繁殖業者でキャリーしか住まいを与えられず、開帳肢も発見されず、ダニ・真菌で被毛も皮膚もボロボロになっているところを、箱うさぎさん経由でうちにやってきました。
その後適切な医療処置を受けて健康状態は改善し、開帳肢による不自由やお尻の汚れなどはあるものの、とても元気に過ごしていました。
そして、うちの子になった経緯はこちらで書いたとおりです。


不調になることもほとんどなかったのですが、昨年末ごろから開帳肢だった後ろ脚の麻痺と変形が顕著になってきました。
同時に体重が減少してきたので、かかりつけのどうぶつ病院へ通院していました。


今年の2月ごろからは自力でご飯を食べたり水を飲んだりが難しくなってきて、足も動かなくなったため、寝たきり状態に。

障害がありながらも、ずっと自分の足で自由に行動してきたわたこちゃん。
あまりベタベタさわられるのが好きではなく、なでなでが嫌なときはうさパンチしたりしてました。
でも、寝たきりになって、お世話のために体をさわってもあまり抵抗しなくなり、なでなでにウットリしてくれることも増えました。
しんどければ強がる必要はないものね。家族だもん。
介護は大変だけど、ふれあいが増えたことは、嬉しかったな。


その後は食欲が不安定になり、強制給餌をするようになりました。
調子が良い時は、ふやかしたペレットをスプーンであげたり、お団子にして置いておくと自力で食べられたけれど、そうでない時は、流動食にしてシリンジで強制給餌。
なんとか体重と体力を維持するため、わたちゃんのためと思っても、嫌がるのに無理に食べさせるのは、つらかったな。
わたちゃんごめんね。


病院で点滴を受け少しずつ回復ということが何度かあり、体重が少し増えたと思ったらまた戻るの繰り返し。
それでも、病院での処置で回復出来ていたんです。


ただ、6月の食欲不振は、点滴しても良くならない。
強制給餌も、飲み込む力がないのか口にいれでも出てきてしまいます。
息もあがって呼吸が苦しそうで、「今回はいつもと違う」と感じました。


危険な状態になってからは毎日、隣で眠りました。
「ずっと一緒だよ」と話しかけました。


うさぎさんの場合、色々検査をして原因がもしわかっても、できる治療、有効な治療の選択肢は犬猫よりずっと少ないです。
検査をすること自体がストレスだったり体に負担をかけて、命を縮めてしまう懸念もあります。
少しでも苦しい状況をやわらげたいと思い毎日病院で点滴を受けましたが、正直、無理に命をつなぎとめているのではないか?それは私のエゴではないか?と自問自答していました。


そして3日後、私になでられながら、静かに息を引き取りました。
3日もがんばってくれたんです。
わたちゃん、本当にありがとう。
ふわふわで暖かい、可愛いきみのこと、ずっと忘れない。


見守ってくださった皆様、家族(もちろんこつぶくんも)、お世話になった動物病院の皆様、感謝申し上げます。











関連記事